東関東生コン協同組合 理 事 長 西森 幸夫 |
この度、諸角理事長の後任として、第54回通常総会・理事会において、理事長を拝命いたしました。 諸角前理事長におかれましては、需要が低迷するなか、正に戦場のリーダーとして組合員の先頭に立ってご尽力を頂きました。殊に昨今の原材料の急激な値上げや諸資材の高騰を受け、これらのコストを迅速に生コン売価に転嫁するため、様々な施策を実施してこられました。着実に成果を残されたものと深甚なる敬意を表する次第であります。 わたくしも後任として、身を引き締めて任務を遂行していかなくてはと強く思うところであります。 当協組を取り巻く状況は、決して楽観視出来るものではなく、企業の存続にも関わるような多くの課題、問題が山積しています。需要面においては、若干明るい兆しが見えるものの飛躍的な伸長は期待できるものではありません。一方で生コン製造及び輸送にかかわるコストの上昇は、予断を許さないものがあります。骨材を中心とする原材料の価格動向及び数量の安定確保、製造や輸送にかかわる人材の確保、産業廃棄物処理費の高騰、電力費の値上げ等、目白押しの状況といえます。そのようななかにあっても、東関東エリアにおける生コン製造及び販売各社が持続的に発展を遂げるためには、本年6月1日からの2,000円/㎥の価格改定(値上げ)と契約形態の見直しの定着を必ずや実行しなければなりません。 生コン協組の連綿と続く理念として高品質な生コンを安定供給することが挙げられます。その達成の為、昨年に続き以下の課題を中心に取り組んで参ります。 組合方針 1.企業存続を目指す適正価格の獲得 2.安心・安全を守る高品質の達成 3.登録販売店との目的意識の共有 4.構造改善事業の推進 5.環境配慮型生コンへの積極的取組み また、将来的には、夫々の企業の将来を見据えたなかで東関東生コン協同組合としての組織のあり方そのものに対する大きな改革も不可避と捉えています。 |